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国産繭へのこだわり |
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国産繭は世界一の品質を誇る農作物です。私どもが扱うのは、結城紬の主原料となる【入金真綿】の福島県産原料繭、野蚕種の群馬県産【黄金繭】、りょうぜん天蚕の会で野飼いされる天蚕繭です。
石鹸を透明にしたのは、繭の正当性が見た目で識別できるためで、一粒たりとも他国産繭を使いません。
日本の種(卵)が輸出されても、外国産繭が輸入されることはありませんが、外国産繭を使うメリットはありません。
私どもは、養蚕時期には見学も承ります。『りょうぜん天蚕の会』では、新規会員さま募集もしております。ぜひ、お問い合わせください。
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加工方法へのこだわり |
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私どもは、蚕を殺さず山へ還します。
通常は、繭を熱処理して中のサナギを殺してしまいますが、それでは、大切なタンパク質が熱変性してしまいます。つまり、シルク成分が損なわれてしまうのです。
それを防ぐために、一粒、一粒の繭を切開して、サナギを殺さずに取り出す、希少な生繭加工を行います。そのため、一シーズンに取り出せる繭の数が限られてしまいます。
商売を優先するなら、簡便に乾繭を使うところですが、それは私どもの目指すものではありません。
その為、野菜で例えれば季節ものと一緒で、収穫期を過ぎると繭が無く、数量の乏しさから、多くの通販会社さまのご要望をお断りして参りました。
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産地としてのこだわり |
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福島県は、飛鳥時代から1500年続く養蚕他です。
収穫高は群馬県に続く全国2位ですが、農家一戸当たりの収穫高は全国1位で、これは品質の高さです。
私どもも『りょうぜん天蚕の会』の会員として、日々、養蚕に励んでいます。
全国的に、養蚕は減少傾向にありますが、国産シルクを愛してくださる、多くのお客様に支えられ、これからも研鑽を積んで参ります。
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シルクへのこだわり |
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シルクは肌とほとんど同じ18種類のアミノ酸です。私どもは、大切なアミノ酸を損なわないよう細心の注意を払っております。
シルクのスキンケア特性につきましては、日本人が1000年以上に亘って使い続けた、代替療法的側面がありますが、近代に至って、アミノ酸(セリン)の親水基作用による保湿性が確認され、UV効果も、また、絹の黄変が紫外線吸収による防御作用と確認されております。
更に、環境に優しい生分解性や、静菌性など多くの特性が知られております。
但し、『加水分解シルク』や、『化学合成シルク』など、バイオ技術を駆使したシルクは、多くのシルク特性を保持しません。
私どもが天然繭にこだわる所以です。
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放射線につきまして |
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繭の放射線被爆につきましては、毎年の収穫後に【福島県ハイテクプラザ】にて検査を行っております。
2012年晩秋繭までは、環境放射線と同等かそれ以下との検査結果が、【JAふくしま】へ報告されています。
2016年春繭は6月の収穫後に検査されます。
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